きらり看護《花を咲かせよう!季節の花を取り入れた創作》
まず初めに7階病棟の紹介をさせて頂きます。7階病棟は地域包括ケア病棟で急性期の治療後で症状が安定した患者様の在宅復帰を支援することが目的です。
介護士として情報共有など多職種と連携し患者様一人一人と向き合い、その方にあった介助を心掛けQOL向上を目指しています。また安全な業務を行えるよう心がけています。
最近では、せん妄や不穏なため夜間眠れない患者様が入院されていますが、車いすに座ったまま朝を迎えるという状況が続いています。では、なぜ夜間眠れないのか?なぜ不安になるのか?
そこに着目してみました。患者様は治療のため入院していても「暇」「どうしたらいいのですか?」などの不安な言葉が聞かれます。このような患者様にとって、どのようなレクが良いのかを検討しました。
また、患者様たちの日々の生活を振り返り夜間眠れていない方々の良眠につなげられるレクが良いと感じました。日中に寝てしまうと生活リズムが乱れ、夜間の睡眠に影響が出てしまいます。
それなら皆で楽しくできる折り紙をしようと考えました。細かい作業が必要な折り紙は指先の感覚を取り戻すリハビリの効果も期待できます。また、脳の活性化を促し前頭前野を鍛えることができると言われています。リハビリと脳トレを兼ねていることから、今回は折り紙を活用し季節の花を作ることにしました。複数人で教え合い、会話を楽しみながら折り紙をすることで患者様同士の交流も増え「こうやるのよ」「ここは難しいわね」などの会話も聞こえ楽しく取り組んでくれました。できた創作品を見て達成感と満足感があると仰って頂けました。何だかんだ1番はこうして皆で何かを作るってことよね。と話していてレクを通して患者様同士の交流を深め入院生活の不安は少しでも和らぎ、良眠に繋げていけたらと思うのでレクはこれからも実施していきたいと思います。

