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2021/4/20

汐田総合病院看護部では、 看護方式にグループナーシング(屋根瓦式新人支援システム)を活用しています。

☆グループナーシングって?

~一般的には「モジュール型看護体制」と言われています。~

特徴

モジュール看護体制=チームナーシング+プライマリーナーシング

日本独自の看護方式です。1つの病棟で2つ以上のチームを編成し、チームの看護師をさらに数名ずつのモジュール(単位)に振り分けて、そのモジュールで担当患者の入院から退院までの一貫したケアを行う方法です。

そこで看護師に求められる

【プライマリーナースとしての判断力・自立性、リーダーのサポート】

の能力を育んでいきます。

日本の病院では、患者数に対し看護師の数が足りていないことがままある、という背景から生まれたそうです。患者様に対し、重症度や介護度に偏りがないように、モジュールを決めていきます。

メリット

・看護師が患者を全体的に把握することができ、看護計画の立案・実施・評価がしやすい

11の看護方式と比べて、患者の受ける看護に偏りが少ない (リーダーが看護師の能力差をカバーできる)

・チームナーシングと比べて、担当した患者の回復過程を一貫してみることがでいる (やりがいを感じやすい)

・患者とモジュールを受ける看護師の関係が明らかで、患者との信頼関係が築ける

・看護の質を一定に保つことができる

・患者に合わせた看護計画を立てられる

・モジュールメンバーの中で協調し、看護師の成長に期待できる

デメリット

・看護師の自立した能力が求められる

・看護師数や患者数の増減に対して、その都度対応していかなければならない

・他のモジュールが担当する患者の情報が入ってこない

・モジュール外の看護師と、コミュニケーションを取る機会が減る

当院では、プリセプターの指導負担の軽減、みんなでお互いに育ちあう教育としてグループナーシングを取り入れています。

グループ会議も定期的に開催し、意見交換が活発に行われています!!

参考:看護師求人ガイド

https://www.kangokyuujin.com/column_view/31