汐田総合病院看護部では、 看護方式にグループナーシング(屋根瓦式新人支援システム)を活用しています。
☆グループナーシングって?
~一般的には「モジュール型看護体制」と言われています。~
特徴
モジュール看護体制=チームナーシング+プライマリーナーシング
日本独自の看護方式です。1つの病棟で2つ以上のチームを編成し、チームの看護師をさらに数名ずつのモジュール(単位)に振り分けて、そのモジュールで担当患者の入院から退院までの一貫したケアを行う方法です。
そこで看護師に求められる
【プライマリーナースとしての判断力・自立性、リーダーのサポート】
の能力を育んでいきます。
日本の病院では、患者数に対し看護師の数が足りていないことがままある、という背景から生まれたそうです。患者様に対し、重症度や介護度に偏りがないように、モジュールを決めていきます。
メリット
・看護師が患者を全体的に把握することができ、看護計画の立案・実施・評価がしやすい
・1対1の看護方式と比べて、患者の受ける看護に偏りが少ない (リーダーが看護師の能力差をカバーできる)
・チームナーシングと比べて、担当した患者の回復過程を一貫してみることがでいる (やりがいを感じやすい)
・患者とモジュールを受ける看護師の関係が明らかで、患者との信頼関係が築ける
・看護の質を一定に保つことができる
・患者に合わせた看護計画を立てられる
・モジュールメンバーの中で協調し、看護師の成長に期待できる
デメリット
・看護師の自立した能力が求められる
・看護師数や患者数の増減に対して、その都度対応していかなければならない
・他のモジュールが担当する患者の情報が入ってこない
・モジュール外の看護師と、コミュニケーションを取る機会が減る
当院では、プリセプターの指導負担の軽減、みんなでお互いに育ちあう教育としてグループナーシングを取り入れています。
グループ会議も定期的に開催し、意見交換が活発に行われています!!
参考:看護師求人ガイド
https://www.kangokyuujin.com/column_view/31